ひどくなってから戻すのは大変。動けるうちにしておきたかったこと
私は以前、体調を大きく崩し、ほとんど動けなくなった時期があります。
今振り返ると、ある日突然すべてが変わったわけではありません。
・以前より動きにくい
・疲れが抜けにくい
・体に力が入っている
そんな変化がありながらも、
「そのうち良くなるだろう」
と思っていました。
私は理学療法士として体のことを知らなかったわけではありません。
ただ、それまでは多少調子を崩しても、しばらくすれば自然に戻ることが多かったのです。
毎日のことに追われ、自分の体をケアすることは後回しになっていました。
ところが今回は、そうはいきませんでした。
アトピーの悪化、強いストレス、体の緊張、仕事による負担、更年期による変化など、いろいろなことが重なっていたのだと思います。
セルフケアをしていれば、すべてを防げたとは言えません。
それでも今は、
もっと早い段階から体に手をかけていたら、ここまで動けなくなる前にできることがあったのではないか
と思っています。
気づいたときには動きづらくなっていた
最初は、少し動きづらい程度でした。
仕事にも行けていましたし、日常生活もできていたので、
「まだ大丈夫」
と思っていました。
でも、少しずつ変わっていきました。
立ち上がるのに時間がかかる。
歩くスピードが遅くなる。
階段を上ると膝がつらい。
そして、横になって過ごす時間が増えていきました。
動かない時間が長くなると、今度はさらに体が動かしにくくなります。
そのうち、トイレへ行くことさえ大変になりました。
起き上がる
立つ
歩く
それまで当たり前にしていた動作に、とても大きなエネルギーが必要になったのです。
私自身、
体が固まってしまったような感覚
がありました。
「少し動きにくいな」
と思っていたところから、こんな状態になるとは思っていませんでした。
動けなくなるとケアする余裕もなくなる
この経験で強く感じたことがあります。
それは、
ということです。
体調が悪いときは、日常生活を送るだけで精いっぱいです。
トイレへ行くことも、起き上がることも大変
そんな状態で、
「今日から運動を始めよう」
という気力は、なかなか湧きません。
元気なときなら簡単にできる運動でも、そのときはさらにハードルが高く感じました。
だから今になって思うのです。
元気なときに、
「これならできる」
という簡単なセルフケアをいくつか知っていたり、普段から体を動かすことに慣れていたりすることは、とても大切だったのだと。
調子を崩したときにも、
「今日はこれだけやってみよう」
と、今の自分にできるものを選びやすくなるからです。
ひどくなってから戻すには時間がかかった
体調を崩したあとも、
「少し良くなったから、もう元通り」
とはなりませんでした。
少し動く。
休む。
また少し動く。
そんなことを繰り返しながら、少しずつできることを増やしていきました。
以前なら何も考えずにできていた動作が、思うようにできない。
簡単な運動でさえ、以前と同じようにはできない。
そして元のように動けるようになるまでには、長い時間がかかりました。
私は頭では、
「体は大きく崩れてから一気に戻せるものではない」
と分かっていたつもりでした。
でも、自分自身が経験してみて初めて、その大変さを実感しました。
だから、

「もっと動けるうちに、少しでも体に手をかけておけばよかった」
と思ったのです。
元気なときの数分は小さく見える
体調がいいときは、
「今日はやらなくても大丈夫」
と思ってしまいます。
私もそうでした。
5分体を動かしたからといって、すぐに大きな変化が見えるわけではありません。
少し休んだからといって、
「これで体が変わった」
と感じるわけでもありません。
だから、つい後回しにしてしまいます。
でも、動けなくなってから振り返ると、
元気なときに使う数分は、とても小さな時間ですが
体の不調が防ぎようがなかったとしても、さらなる悪化は防げたのではないか
と思います。
体が大きく崩れてから元へ戻すために必要だった時間を、元気な時にケアをしていればもう少し短くできたかもしれない。
ゆっくり呼吸する
疲れている日は早めに休む
ひとつだけ簡単な運動をする
そんな小さなことでもよかったのだと思います。
大切なのは、
今の私は、そう考えています。
「まだ大丈夫」のときにできること
体に大きな問題が起きてから、
「もっと早く何かしておけばよかった」
と思っても、時間を戻すことはできません。
だからこそ、
まだ仕事に行ける。
まだ歩ける。
まだ普通に生活できる。
そんなときから、自分の体にも少し時間を使ってほしいと思います。
もちろん、セルフケアですべての病気や不調を防げるわけではありません。
私自身の体調不良にも、さまざまな要因が重なっていました。
それでも、
動けるうちに体をいたわることはできます。
少し疲れたら休む。
無理を重ねすぎない。
簡単な運動で体を動かす。
必要なら医療機関や専門家に相談する。
「まだ大丈夫だから何もしない」ではなく、
まだ大丈夫なうちに、できることを少ししておく
それが、今の私が大切にしている考え方です。
まとめ|ひどくなる前に体に手をかけよう
私は、自分の体が大きく崩れ、思うように動けなくなった経験から、
ひどくなってから元に戻していくのは、本当に時間がかかる
ということを知りました。
そして、体調が悪くなってからでは、セルフケアを始める気力さえなくなることも経験しました。
だから今伝えたいのは、
毎日きちんと運動しましょう、ということではありません。
ということです。
数分でもいい。
ひとつだけでもいい。
小さなケアでいい。
ひどくなってから何とかしようとするのではなく、
元気なうちに、できることを少しずつ。
それが、自分の体を大切にすることにつながるのだと思います。
そして、
「分かっていても運動が続かない」
「どうしたらセルフケアを習慣にできるの?」
という方へ。
私自身も以前は運動が続きませんでした。
次の記事では、そんな私が考える、無理なくセルフケアを暮らしの中に取り入れる方法についてお話ししています。
体を整える習慣はなぜ大切?運動が続かなかった私が気づいたセルフケアの意味
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます・
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