「姿勢を整えたい」と思ったとき、まず何をすればいいのでしょうか。
筋トレをする
ストレッチをする
そんな方法を思い浮かべる人も多いかもしれません。
これも正解です。
ただ、姿勢を整えるために、必ずしも最初から頑張って体を動かすことが必要ではないと思っています。
今回ご紹介するのは、仰向けに寝て、椅子の上に両脚を乗せて行う、とてもシンプルなエクササイズです。
「スタティックバック」と呼ばれ、『驚異のエゴスキュー』という書籍では「両足のせリラックス」と紹介されているエクササイズです。
私が初めてやったときに感じたのは、
「えっ、本当に寝ているだけでいいの?」
それなのにこんなにも体がかるくなるの?
動きやすくなった! という驚きでした。

難しい運動やキツイ運動が必ずしもいいという訳でもないことにも改めて気付きました。
今回は、寝ながらできる簡単エクササイズのスタティックバックのやり方と、私が実際に行って感じたことをお伝えします。
姿勢を整えるために、頑張る運動は必要?
「運動」と聞くと、少し頑張らなくてはいけないイメージがありませんか。
筋肉を鍛えたり、体を大きく動かしたり、ストレッチでしっかり伸ばしたり。
もちろん、それらが必要なときもあります。
でも、毎日の生活で疲れていると、
「運動する時間を作らなくちゃ」
「ちゃんとやらなくちゃ」
と思うこと自体が負担になることもありますよね。
私自身、疲れているときには、座っていることさえつらく感じることもありました。
そんなときに、頑張って運動をしようと思うのはなかなか難しいものです。
だからこそ私は、スタティックバックを知ったとき、

「寝ているだけでいいなら、これならできる」
と思いました。
姿勢を整えるためのエクササイズには、頑張って体を動かすものだけではなく、体を休ませながら行えるものもあるのです。

寝ながらできる簡単エクササイズ「両足のせリラックス」とは
スタティックバック「両足のせリラックス」は、とてもシンプルなエクササイズです。
仰向けに寝て、椅子や台の上に両脚を乗せます。
このとき、股関節と膝がだいたい90度になるようにします。
腕は体の横に自然に広げ、そのままゆったりとこの姿勢を保持します。
目安としては10分程度行いますが、時間が取れない日は5分程度から取り入れてみてもいいと思います。
※スタティックバックは5分の例もありますし、メニューや指導内容によって時間は異なります。
激しく動く必要はありません。
筋肉を頑張って使う必要もありません。

ただ姿勢をとって、そのまま体を休ませます。
エクササイズというよりも、リラクゼーションに近い感覚でした。
スタティックバックを初めてやったときの感想
初めてスタティックバックをやったとき、私はまず、
と思いました。
理学療法士としてさまざまな運動を学んできましたが、「ただ寝ている」という感覚に近いエクササイズはとても新鮮でした。
運動というと、
筋肉を動かす
少しきついことをする
そんなイメージを持っていたからです。
ところがスタティックバックは、その反対でした。
力まない
頑張らない
ただ椅子に脚を乗せて横になっているだけです。
「これだけでいいの?」
そう思いながら横になっていたのを覚えています。
でも同時に、

「すごく楽。これなら私でも誰でも続けられそう」
という感覚になりました。

エクササイズ後に感じた姿勢や歩きやすさの変化
そして、さらに驚いたのは、スタティックバックを終えた後でした。
横になっていた状態から起きて立ってみると、
体がスーッと立つような感覚
があったのです。
無理に胸を張ったわけでもありません。
背筋を頑張って伸ばしたわけでもありません。
それなのに、
「さっきより立ちやすいな」
「歩きやすいな」
と感じました。
私の場合は、骨盤まわりも、それまでより自然な位置に収まったような感覚がありました。
歩いてみると体も軽く感じられて、
「たったこれだけなのに?」
と、また驚きました。
もちろん、感じ方には個人差があります。
それでも私は、このエクササイズを通して、
姿勢は一生懸命作らなくても、体の状態が変わることで自然に変化することがある
と実感しました。
姿勢は頑張って作るより、体を整えることから
姿勢を良くしようとすると、
「背筋を伸ばそう」
「胸を張ろう」
「お腹に力を入れよう」
と考えがちです。
でも、それをずっと続けようとすると疲れてしまいます。
以前の記事でもお伝えしてきましたが、私は、
だと考えています。
スタティックバックをしたあとに私が感じたのも、まさにそんな感覚でした。
何かを無理に直したわけではないのに、立ったときの感覚が変わる。
それは私にとって、
「一度、体をニュートラルな状態に戻してあげることが大切なんだ」
と気づくきっかけになりました。

姿勢を直そうと頑張る前に、まず体の力を抜いて休ませてみる。
そんな方法があってもいいのだと思います。

疲れている日にも続けやすいセルフケア
セルフケアは、続けられることも大切です。
どんなに良い運動でも、
「毎日30分やらなくちゃ」
「頑張らなくちゃ」
と思うと、続けることが負担になってしまうことがあります。
特に、仕事や家事で疲れている日
毎日のことで精いっぱいの日
そんなときには、
「今日は運動なんてしたくない」
と思うこともありますよね。
でもスタティックバックなら、
「5分だけ横になってみようかな」
と思えるかもしれません。
もちろん、椅子を準備して姿勢をとる必要はあります。
それでも、激しく動く必要がないので、私はとても取り組みやすいと感じました。
しかも私の場合は、横になっている間に体が休まるような感覚もありました。
だから、
「運動が苦手」
「疲れていて運動する気になれない」
という人にも、取り入れやすいセルフケアのひとつではないかと思っています。

「こんなに楽でいいの? すごくいいものに出会っちゃった」
というのが、最初にスタティックバックを知ったときの素直な気持ちでした。

スタティックバックは姿勢の取り方がポイント
ここまで読むと、
「じゃあ、椅子に脚を乗せて寝ていればいいのね」
と思うかもしれません。
ただ、スタティックバックには、姿勢をとるときのちょっとしたポイントがあります。
椅子の高さや脚の位置など、少しの違いでも体の感じ方が変わることがあります。
せっかく10分、20分と時間を使うなら、より体を整えられる形でやりたいですよね。
私自身も、実際にやっていったり、
いろんな方に伝えていく中で
「ここを少し注意するともっといいな」
「少しズレていてもったいないな」
と感じる点もいくつかありました。
次の記事では、
スタティックバックをするときの姿勢の作り方や、私が大切だと思っているポイント
を、もう少し詳しくお伝えします。

姿勢を整えるために、必ずしも頑張る必要はありません。
まずは体を休ませて、自分の体がどう感じるのかを見てみる。
スタティックバックは、そんなセルフケアを始めるきっかけにもなると思います。
ぜひ、やってみてくださいね。
もし、取り組んでみてもあまりよくなかったという方はやり方が少し違っているのかもしれません。
そんな時には体験も行っていますので、気になる方はご相談ください。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。
こちらの記事が体を大切にするケアを始める一歩になりましたらうれしいです。
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