1つ動かすだけで家の気は動き始める

部屋


全部を片づけなくても、体と空間の流れは少しずつ変わる

家の気の流れを変えるために、家中を一度に片づける必要はありません。

通り道に置かれているモノを1つ動かすだけでも、体の動きと空間の流れは変わり始めます。

そして、2つ目、3つ目と動かしていくと、歩きやすさだけではなく、視線や気持ち、そこで起こる毎日の行動にも変化が広がっていきます。

この記事では、廊下に置かれた3つのモノを1つずつ減らしながら、体と気持ちにどのような変化が起こるのかを見ていきます。

大切なのは、いくつ片づけたかではありません。

モノを1つ動かすたびに、同じ場所を歩き、自分が何を感じるのかを確かめることです。

 

片づけは、一気に終わらせなくてもいい

片づけようと思って部屋を見渡すと、あちらにも、こちらにも気になるモノが見つかります。

「どうせなら、全部きれいにしよう」

そう思った途端、片づけが大仕事に感じられてしまうことはありませんか?

時間がない。

今日は疲れている。

どこから手をつければよいのか分からない。

そうして、気になりながらも後回しになってしまうことがあります。

けれど、今の暮らしを少し心地よくするために、お部屋を完璧にする必要はありません。

まずは、歩くときによけているモノを1つ選んでみましょう

 

1つ動かすと、体の動きが変わる

例えば、廊下の手前に袋が置かれているとします。

毎日見ているうちに慣れてしまい、少し足を横にずらせば通れるので、困っているとは感じていないかもしれません。

けれど、その袋を1つ移して、もう一度同じ場所を歩いてみると、

「あら、通りやすい」

「足元を気にしなくていい」

そんな小さな変化に気づくことがあります。

モノが1つなくなることで、歩幅を変えたり、足元を確認したりする必要がなくなります。

体が無意識に行っていた小さな調整が、1つ減るのです。

コンテンポラリー風水の視点では、これだけでも気の流れは変わり始めています。

人が自然に動けるようになれば、その場所の空気も動き、掃除もしやすくなります。

たった1つでも、変化を起こすには十分なのです。

 

2つ動かすと、視線と気持ちが変わる

次に、廊下の途中へ張り出していたかごを移してみます。

1つ目を動かしたときには、足元が楽になりました。

2つ目を動かすと、今度は視線が廊下の奥まで届きやすくなります。

 

人は歩くとき、足元だけでなく、無意識に少し先の空間も見ています。

進む先にモノがあると、

「ここで少しよけよう」

「ぶつからないようにしよう」

と、体は先回りして準備します。

そのモノがなくなると、肩や腕に入っていた力が少し抜け、まっすぐ前を向いて歩けるようになります。

空間が広くなったように感じたり、以前より明るく見えたりすることもあります。

実際の廊下の幅は変わっていません。

けれど、視線を遮るモノと、よけなければならないモノが減ったことで、心が感じる窮屈さが小さくなったのです。

1つ目では体の動きが変わり、2つ目では視線と気持ちまで軽くなっていきます。

そして、1つ目で感じた心地よさが、

「もう1つ動かしたら、どうなるのだろう?」

という、次の行動への小さな楽しみに変わっていきます。

 

3つ動かすと、暮らしの行動が変わり始める

最後に、廊下に残っていたスツールを移してみます。

3つのモノがなくなると、廊下の手前から奥まで、歩く流れがまっすぐにつながります。

体を半身にしない。

歩幅を小さくしない。

途中で立ち止まらない。

何も考えずに、自然な歩幅で進めるようになります。

ここまで整うと、変わるのは歩きやすさだけではありません。

掃除機をまっすぐかけられる。

奥の部屋へモノを運びやすくなる。

今まで入りにくかった場所にも、自然と足が向く。

窓を開けたり、カーテンを開けたりすることも、面倒ではなくなる。

1本の動線が整うことで、その周りにある行動までつながりやすくなるのです。

人が動けば、空気も動きます。

光が入り、掃除や片づけがしやすくなり、使われていなかった場所にも暮らしの動きが戻ってきます。

これが、モノを1つ、2つ、3つと動かしたときに広がっていく、気の流れの変化です。

 

小さな変化が、次の行動を連れてくる

片づけは、最初から大きなやる気を用意しなければできないものではありません。

むしろ、最初に1つ動かしたことで感じた小さな心地よさが、次のやる気を連れてきてくれます。

 

1つ動かして、少し歩きやすくなる。

その変化がうれしくて、もう1つ動かしたくなる。

2つ動かして視界が開けると、その先も整えてみたくなる。

3つ動かしたときには、片づける前には想像していなかった軽やかさを感じられるかもしれません。

 

「全部やらなくては」と思うと、体は動きにくくなります。

けれど、

「まず1つだけ」

と思えば、最初の一歩を始めやすくなります。

その1つが、次の1つを自然に連れてきてくれるのです。

 

 

「3つ片づけること」を新しい正解にしない

ここで大切なのは、必ず3つのモノを片づけなければならない、ということではありません。

1つ動かしただけで、

「ここが楽になった」

「これで十分に気持ちいい」

と感じるなら、そこで終わってもよいのです。

反対に、1つ動かしたことで別の違和感に気づき、

「もう1つ動かしてみたい」

と思ったら、その感覚に従ってみましょう。

片づける数を目標にするのではなく、自分の体が感じる変化を目印にします。

誰かの正解に合わせてお部屋を整えるのではなく、自分が心地よく動けるところまで整える。

それが、自分の感覚を大切にした住まいづくりです。

 

モノを動かすたびに、同じ場所を歩いてみよう

今回は、次の順番で試してみてください。

1.いつも体をよけている場所を1か所選ぶ
2.通り道にあるモノを1つだけ移す
3.同じ場所を、いつもの歩幅で歩いてみる
4.体や気持ちの変化を感じる
5.もう少し変えたいと思ったら、2つ目を移す

 

歩くときには、次のようなところを感じてみましょう。

  • 足元を確認しなくなったか
  • 歩幅が自然になったか
  • 肩やお腹の力が抜けたか
  • 視線が奥まで向かうようになったか
  • その場所が明るく感じられるか
  • もう一度通ることを面倒に感じないか

見た目が大きく変わっていなくても、体が「さっきより楽」と感じたなら、そこにはすでに変化が起きています。

 

今日、まず1つだけ動かしてみよう

全部を一度に片づけなくても大丈夫です。

1つ動かせば、体の動きが変わります。

2つ動かせば、視線と気持ちが変わります。

3つ動かせば、そこで起こる毎日の行動まで変わり始めます。

 

けれど、その始まりはいつも、たった1つです。

今、お家の中を見渡してみてください。

歩くたびによけている袋

廊下へ少しはみ出しているかご

何となく置いたままの箱やスツール

その中から、今日は1つだけ動かしてみませんか?

そして、もう一度そこを歩いてみてください。

「あら、少し歩きやすい」

その小さな感覚が、家の気と暮らしを動かす最初の一歩になります。

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。

こちらの記事が何かしらのお役に立ちましたらうれしいです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました