なぜか長くいたくなる場所には、何がある?

部屋


体が「ここが好き」と教えてくれる居場所

なぜかいつも座ってしまう椅子や、つい行きたくなる窓辺はありませんか。

この記事では、長くいたくなる場所にはどんな心地よさがあるのかを体の感覚から見ていきます。

自分が自然と選んでいる場所を読み解くことで、安心できる居場所の条件が見えてきます。
そして、その心地よさをお家の中で少しずつ増やしていくヒントをお伝えします。

自分の体のお家である家を心地よいものにしていきましょう。

気づくと、いつも同じ場所にいませんか?

ソファに座るなら、なぜかいつも同じ端

食事のあと、つい向かう椅子

気がつくと立っている窓辺

ぼんやりしたいときに自然と行く部屋の一角

そんな場所はありませんか。

頭では意識していなくても、

私たちの体は

ここにいると落ち着く
ここにいるとホッとする

という場所を、ちゃんと覚えています。

反対に、

広さはあるのに落ち着かない
見た目はきれいなのに長くいたくならない

そんな場所もあります。

つまり、お家の中には、

体が自然と選ぶ場所
なんとなく離れたくなる場所

があるのです。

長くいたくなる場所には、体が安心する理由がある

長くいたくなる場所には、ただ何となくではなく、体が安心しやすい条件がそろっていることがあります。

たとえば

光がやわらかい
視線が落ち着く
少し守られている感じがする
椅子やソファの座り心地がいい
近くに好きな色や好きなものがある
肌に触れる布や空気感が心地いい
まわりに少し余白がある

こうしたものが重なると、体は

ここなら力を抜ける
ここなら落ち着ける
   と感じやすくなります。

第3章「心と体の感覚をつなぐ」で見てきた

余白


触れたときの感覚

も、すべてここにつながっています。

長くいたくなる場所は、体にとって心地よい条件が集まっている場所なのかもしれません。

 

ただ好きなだけでなく、体がゆるんでいるかを見てみる

「この場所が好き」

と思うとき、私たちは気分だけでそう感じているように思うかもしれません。

でも実際には、体もいろいろな反応をしています。

呼吸がしやすい
肩の力が抜ける
足を伸ばしたくなる
背中を預けたくなる
ぼんやりできる
その場にいる時間が長くなる

こうした反応があるなら、その場所はただ好きなだけでなく、

体がゆるめる場所

なのだと思います。

反対に、

すぐ立ちたくなる
落ち着かずに別の場所へ移りたくなる
座っていても体が休まらない

そんなときは、その場所に自分がまだ安心しきれていないのかもしれません。

 

「長くいたくなる場所」を読み解くと、自分の心地よさが見えてくる

大切なのは、

「どこが好きか」だけではなく、
「なぜそこが好きなのか」を見ることです。

たとえば窓辺が好きなら、

光が気持ちいいのかもしれません
外の景色が見えてホッとするのかもしれません
風を感じられるのが心地いいのかもしれません

ソファの端が好きなら、

片側に壁や肘掛けがあって落ち着くのかもしれません
クッションの感触が安心できるのかもしれません
部屋全体を見渡せる位置が心地いいのかもしれません

お気に入りの椅子が好きなら、

高さがちょうどいいのかもしれません
足裏が落ち着くのかもしれません
近くに光や好きな色があるのかもしれません

こんなふうに見ていくと、

自分の体は、何を「心地いい」と感じているのか

が少しずつ分かってきます。

それを少しずつ満たしていくことが心地よさにつながります。

反対に、すぐ離れたくなる場所もヒントになる

長くいたくなる場所を見ることは大切ですが、同じくらい

すぐ離れたくなる場所

にもヒントがあります。

なんだか暗い
視線が落ち着かない
物が多くて気が散る
座っても体が休まらない
肌に触れる感触が気になる
落ち着く向きで座れない

そんな小さな違和感があると、体は無意識にその場所を避けることがあります。

もし、

「この部屋、あまり使っていないな」
「この椅子、いつも空いているな」

と感じる場所があったら、

なぜ、ここに長くいたくならないんだろう?

と聞いてみてください。

すると、

変えたほうがいいのは何か
足したほうがいいのは何か

が見えてくることがあります。

 

心地よい場所の条件は、ほかの場所にも増やしていける

お気に入りの場所が見つかったら、そこで終わりではありません。

その場所にある心地よさを、ほかの場所にも少しずつ広げていくことができます。

たとえば

窓辺の光が好きなら、別の場所にもやわらかな明かりを足してみる
クッションの感触が好きなら、ほかの椅子にも似た布を使ってみる
視線が落ち着くのが好きなら、物を少し減らして余白をつくってみる
守られている感じが好きなら、椅子の向きや位置を変えてみる

大きな模様替えをしなくても、

自分が好きな条件を少し移していく

だけで、居心地は変わります。

長くいたくなる場所は、

自分に合う心地よさの見本

のようなものです。

お家に聞いてみる

家の中を見渡して、

「私は、どこにいる時間がいちばん長いかな?」

と聞いてみてください。

そして、その場所に座るか立つかして、こんなことを見てみます。

呼吸はしやすい?
肩の力は抜けている?
目はラク?
肌に触れるものは心地いい?
光はちょうどいい?
視線は落ち着く?
少し守られている感じがする?

「ここが好き」

と思う場所があったら、

何があるから、私はここで落ち着くんだろう?

と、もう一歩だけ見てみます。

お家と対話することは、自分の体と対話すること
長くいたくなる場所には、自分らしい心地よさのヒントが隠れています。

今日できる小さな一歩

今日は、お家の中で

なぜかいつも行ってしまう場所
を一か所だけ選んでみましょう。

その場所に3分だけ座るか立つかして、

私は、この場所のどこが心地いいんだろう?

と聞いてみてください。



余白
座り心地
触れ心地
景色
向き
落ち着き感

何でもかまいません。

一つ見つかったら、その心地よさを別の場所にも少しだけ足してみます。

たとえば

クッションを一つ移す
小さな照明を置く
物を一つ減らす
椅子の向きを変える

そんな小さなことで大丈夫です。


・好きな場所に気づく
・心地よさの理由を知る
・別の場所にも少し広げてみる

その繰り返しで、お家の中に安心できる場所は少しずつ増えていきます。

第3章「体と心の感覚をつなぐ」では、お家を頭で評価するのではなく、

その空間にいるとき、私の体はどう感じている?

という問いから、自分にとっての心地よさを見てきました。

長くいたくなる場所は、その答えを体がそっと教えてくれている場所なのかもしれません。

お家の中で安心できる場所、心地のよい場所を増やしていきましょう。

そうすると今までよりもずっと、体がゆったりとしたり、心地よくてうれしくなる感覚に変わっていくでしょう。

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。

こちらの記事が何かしらのお役に立ちましたら幸いです。

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